劇薬ビジネス書5選と告知 #186
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どうぞよろしくお願いいたします!!
さて今回はヒサシひとり。
難解なビジネス書が「ミステリー小説」に変わる?
ヒサシが選ぶ「謎解きで学ぶ最強のビジネス書5選」。
分厚い専門書を唸って読んで無意味な時間を過ごすのではなく、『美意識』『センス』『閃き』など、思考のOSを書き換える名著を「ミステリー小説」のように好奇心で読み解く技法をお伝えする異色の回です。それぞれの本がどのように僕に影響を与えたのかも解説します。
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今回ご紹介した書籍についてまとめています。下の方にスクロールしてください。
ヒサシ
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眠い月曜日人間広告者の 2人が、業界の気になる言葉や悩みをバキバキ切っていきます。せっちゃん、ひさしさん、張り切ってどうぞ。じゃあ今日もせっちゃんお悩みお願いします。あれ?せっちゃん、せっちゃんどこ?これは夢。ということで、今日はひとりぼっちのひさしです。寂しいです。月曜の会って、月一の収録で 4回分撮るんで、月曜日が五周あると素材が足りなくなるんですよね。ということで、その調整と告知も兼ねて僕一人で今日はお話します。
まず告知です。極めて重要なお知らせというか、なりふり構わるお願いがあります。実は我々人間広告者、あのポッドキャストアワードの一般クリエイター部門に参加しています。参加も何も勝手に手を挙げるだけなんですが、とにかく参加しました。で、このアワードの一次選考なんですが、審査員が選考する云々とかじゃなくて、シンプルにリスナー投票なんですよね。単純に投票が多かったベスト十のポッドキャストだけが選ばれるという注文涙もないシステムです。
つまり皆さんの清き一票が僕の命綱ということになります。ここまでの人間、広告者のエピソードがちょっとでも面白いなと感じたことがある方、思考停止で何も考えずにぜひ投票してください。概要欄にリンクを貼っておきます。何卒よろしくお願。い。致しますノミネートされた際に行う公約も番組最後に言いますね。それでは本編まいりましょう。テーマは本ブック書籍です。それも私。親しむキャリアを決定づけて血となり肉となった最強のビジネス書を五冊紹介したいと思います。
皆さん、正直に答えてください。名著と呼ばれる分厚いビジネス書を買って読み終わったものの、結局何が書いてあったっけ?みたいになることってありません。文字を目で追うだけで精一杯。書いてあることは高尚すぎて、脳みその表面をツルツルと上滑りしていく。読み合った時には読んだっていう達成感。まあ、ある種の経験、価値みたいなものだけが残って、実は中身は何も頭の中に残っていない。これらを僕はうわ、すべり本と言っています。
これ、なぜ起きるかというと、シンプルに理解することに脳のコストを使いすぎているからなんですよね。勉強しなきゃ、覚えなきゃっていうふうに力む。やっぱ力むほど脳は疲弊して知識は定着しません。とか言ってる僕も実は文字を読むのはそんなに得意ではないんですよ。マーケティングの古典など、現状に当たると平気で一ヶ月くらい必要になります。こんなことを続けていられませんよね。じゃあどうすればいいのか。僕の導いた答えをこうです。
ミステリー小説だと思って読める本を探すということです。ミステリー小説なので、この事件の犯人は誰だ、このトリックのネタはなんだみたいな。まあ、つまり人を知りたいという知的好奇心を刺激された時に驚くべき集。中。力。を発揮するわけですよ。犯人が知りたい理由が知りたいで、啓発書もマーケティング理論も、最初に興味深い問いがあるのが良い本だと思うんですよね。それを謎解けたと思って読めば、すいすい頭に入ってくるページをめくる手が止まらなくなることがあります。
今日紹介する五冊はそんな感覚でスイスイ読めるんですけれども、どれも間違いなく名著であって、僕に衝撃を与えた本たちです。それでは参りましょう。最初の本は、僕の仕事観を根底から覆した革命の書と言っていいでしょう。タイトルは世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのかご存知かもしれませんね。ええ、山口周さんの作品発行年は 2017年、出版社は光文社です。この本の解く謎は、現代ビジネスにおける最大のパラドックスと言っていいのかもしれませんね。
なぜ論理的に正しい経営戦略が会社をダメにしてしまうのか?まあ、この本を読むまで、僕はずっとこう思ってました。広告表現とかクリエイティブはアートだから、自分の世界観を出していいですよね。まあ、むしろそうするべき個性というものがあっていい。でも、マーケティング戦略というのはサイエンスなわけですよ。そこには主観とか個人の美意識なんて混ぜちゃいけないわけです。客観的なデータと事実だけで論理的に組み立て上げる。
まあそれが戦略ではないかというふうに思っていました。でも、この本は僕の目の前で真犯。人。を。指さ、したわけですよ、犯人は実はそのロジック論理だったわけです。論理的に正しい答えというのは、突き詰めると誰が考えても同じ答えになります。A 社も B 社も、優秀なエリートが論理的に考えれば考えるほど、同じ商品、同じ価格に行き着いたりする。その結果、何が起きるかというと、差別化が消滅して、結局血みどろの価格戦争劣等者に沈んでいくというわけですね。
つまり、正解を探せば探すほど個性を失っていく。まあ、これがある種、この事件の真相なわけです。じゃあ、どうすれば生き残れるのか。そこで著者が提示した解決策が美意識、つまりアートです。論理的に正しいかどうかではなくて、自分にとって美しいか醜いか、あるいは自分は何をしたいのかっていう、こういう主観的な意思ですね。論理では説明できない美意識こそが、他者にはコピーできない最強の差別化になると。そういうふうに私は知ったわけですね。
この本を読んでからかなり変わりました。戦略に堂々と自分のスタンスとか色を混ぜるようになったわけですよ。僕の好みや生き様をマーケティングに活用できるようになりますと、断然仕事が楽しくなります。わかりますよね、この感覚。僕にとって、仕事を作業からある種表現に変えてくれた一番大事な一冊だと思います。二冊目。これは僕をある種の劣等感から救ってくれた本です。くまモンの生みの親、水野学さんのセンスは知識から始まるです。
発行年は 2014年、出版社は朝日新聞出版です。この本が解く謎は、正体不明の怪物であるセンスというやつなんですね。よく言いますね。あの人はセンスがいい僕にはセンスがないんだよそんなこと言って、ちょっと壁を作ったりします。センスとは、生まれつきの才能とか、子供の頃からアートに触れてきた選ばれし者だけの特権だと思い込んでるとこないですか?これ、完全に言葉の罠なんですよ水野さんは、その怪物の正体を明らかにしました。
そして暴かれた正体というのは知識の集積です。つまりセンスとは、天から降ってくる魔法ではありません。過去の王道を知り、今の流行を知り、その膨大なデータの中から論理的に最適解を導き出す能力のこと。つまり。センスの源泉というのは、知識という物理的な量なんです。これは勇気づけられますよね。要するに勉強すればセンスは磨けるということになります。才能がないと嘆く前に、まあ本屋に行きましょう、まあ知識を蓄えましょうということです。
そうすれば、誰でもセンスという武器を持てる。アートとかクリエイティブに対してコンプレックスを持っている人にこそ読んでほしい希望の書だと思います。そして三冊目。これはもうサイコホラーですね。人間広告者ではおなじ。み。かもしれませんノーベル経済学賞受賞者のダニエルカーネマンさんのファストアンドスローです。発行年は 2012年、そして文庫本だったのが 2014年ですね。出版社は早川書房です。この本が解く謎は、あなたの人生の操縦席に座っているのは一体誰なのかっていうことです。
僕らは、自分は合理的に判断して生きていると思い込んでますよね。今日のランチも、そしてこのポッドキャストを聞くことも、自分の意思で決めたこと。でも、この本はそれを全否定するわけですよ。脳には致命的なバグがあるんです。直感的で感情的なシステムワンという獣が、論理的なシステムツーという管理者を無視して、勝手に行動を決めてしまっているんですね。システムワンは早い思考、システムツーは遅い思考だからタイトルはファストアンドスローです。
行動経済学の本にはいろいろありますが、まずは僕はこれだけ読めばいいと思ってます。これを読むと、人間がいかに非合理な生き物かということがわかり。ます。人間は合理的だという前提でマーケティングをするなんて、地図を持たずに効果に出るようなもんですよ。感情やシチュエーションでコロッと判断を変える。その非合理さを織り込んで企画しないと、物なんて売れるわけないわけです。自分の脳のバグを知り、そして消費者の脳のバグを利用する。
マーケターにとっては悪魔的ではありますけれども、これを知らなきゃ何もできない。必須のバイブルだと思います。今日紹介した本の中では比較的読みにくい本の一つだと。思いますが、一つ一つの不合理性が解き明かされる様がまさにミステリー小説なので、決して飽きることはないと思います。僕は 4回 5回ぐらいかな、繰り返し読みました。四冊目これは僕に確信を与えてくれた本です。西口和樹さんの実践顧客起点マーケティング赤い表紙の本で有名ですね。
発行年は 2019年、出版社は松栄社です。正式タイトルはたった一人の分析から事業成長する実践顧客起点マーケティングと言います。僕が勝手に師匠と思っている西口和樹さんのベストセラー、めっちゃ読みやすいです。この本のミステリーは現代ビジネスにおける数字の限界を暴くものです。定量調査の結果をじっと見つめていても、何か新しいコンセプトが生まれることはない。じゃあ、どうすればいいのか。それはたった一人の消費者から有益な視点を引き出すことなわけですね。
今の時代、ビッグデータが正義です。数字の裏付けがないと、打ち合わせでも提案の時も、会議で発言権がないと言っても。いいでしょう仮に現場の観察やインタビューであ、これチャンスかもという小さな気づきがあっても、巨大なデータの前ではそれはたった一人、つまりエヌワンなんですが、エヌワンの意見でしょうと言われて闇に消えていくこともしばしばありましたよね。でも、この本が広く読まれてから、マーケティングの世界が一変しました。
数字からは新しいアイディア生まれないということです。データというのは過去の結果ですよね。そこには何が起きたかは書いてあっても、なぜ起きたの?か?あるいは、これから何が起きるのかという深い信念までは書いていないわけです。平均化されたデータからは、平均的なアイディアしか生まれない可能性がある。じゃあ、どこに答えがあるのか。それはたった一人の名前のある顧客、エヌワンの中ですね。その人の生活に深く潜り込んで、心の奥底にある金銭を探り当てる。
そこから生まれたアイディアだけがマス市場を動かす力を持つ。数字はそのアイディアが正しいかどうかを検証するために使うもの。順番が実は逆なんですね。この本のおかげで、僕も考える順序が変わりました。まずインタビューで驚きのある仮説を立てる。そこから定量的に確かめる。ナインセグメントという分析手法もこの本では有名なんですけども、僕にとってはたった一人を見る勇気をくれた本として記憶されています。で、最後、五冊目です。
タイトルを聞いて、え、哲学書?ビジネス関係なくない?と思うかもしれません。史上最強の哲学入門。著者は飲茶さん、発行年は 2015年、出版社は河出書房新社です。これをですね、あえて最高のビジネス書として僕は定義したいと思います。この本の解く謎は、人類史上最も壮大な問いですね。このように真理はあるのか、このように正解はあるのかこのように本物はあるのかといった問いです。この本はソクラテスからニーチェまで、人類が頭の中一つだけで積み重ねてきた思考の格闘技の歴史なわけですね。
文体がグラップラー刃牙で読みやすいんですけども、中身はガチです。デカルトはすべてを疑えと言いました。カントは人間が認識できる世界には限界があると言いました。そしてニーチェですね。真実なんてない、あるのは解釈だけだと言い放しました。これってマーケティングの考え方そのものじゃないですか。つまり、今の自分の常識、今の時代の価値観、日本という地域の常識、それらを疑って、疑って、疑って、疑いたぬいた先にしか鋭いインサイトというのは生まれないということです。
東洋哲学でいう唯識唯識は唯一の、それから知識の式ですね。世界のあらゆることは、その人特有のフィルターを通してそう見えているだけなんです。絶対的な真実なんてない。あるのは解釈だけ。だとしたら、僕らマーケッターの仕事は、新しい解釈を提示して、世界の見え方を変えてあげることなんじゃないか。そんな仕事の視座を数段引き上げてくれる一冊です。人と違う視点を持ちたいと願うなら、哲学こそが実は最短ルート我々人間。
広告者が人文地で知るマーケティングというものを掲げているのは、ここが基本になっているからなんですね。さて、一気に五冊紹介しました。美意識で論理の限界という謎を解き、センスで才能の正体を暴き、ファストアンドスローで人間の非合理を見つけ、顧客起点マーケティングで、たった一人の真実多い哲学入門で正解なき世界を解釈で戦う。どうでしょうか。これらは単なる本ではありません。この不条理で正解のないビジネスという荒野を生き抜くための五つの武器と言ってもいいでしょう。
最初にも言ったんですけども、決して勉強しようと思って取り組まないでください。この謎を解きたい、答えを知りたいという好奇心だけでページをめくっていただければと思います。そうすれば、難解な理論も極上のミステリーとしてスイスイ頭に入ってくるはずです。読みやすいということと、内容が軽いということは、決してイコールじゃありません。今日紹介した本は、読み心地は小説のように軽いんですが、そこに書かれていることは、あなたのビジネスマンとしての OS を書き換えてしまうほど重く、重要なことだと思います。
今日紹介した書籍については、人間広告者の公式サイトから概要のダウンロードが可能ですので、ぜひアクセスして書店に行ってみてください。ということで、今日の人間広告者はここまで最後にもう一度アワード投票について補足させてください。ただで投票しろとは言いません。公約を掲げます。もし皆さんの投票のおかげで無事ノミネートされた暁には、ビデオポッドキャストを制作しようと思っています。動くひさしが見たいかどうかは置いておいて、新しい表現に挑戦する姿をお届けしたいなというふうに思っています。
アイコンに実写のひさしが出ていますが、あれは実はひさしそのものではございません。ちゃんと本物のひさしをお見せしたいと思います。人間、広告者、面白いじゃん。もっと頑張れよ、もっと面白いコンテンツ作ってよ。と思ってくださる方は、ぜひ清き一票お願いできればと思います。投票数が増えれば、シンプルにひさしの承認欲求が満たされて励みになり、番組のクオリティも露骨に上がるはずです。もうそれは露骨に上がるはずです。
そうです、露骨に上がります。投票リンクは概要欄の一番上に貼っておきますね。締め切りが来る前に、今すぐポチッとお願いします。それでは、次にお会いするのは 2日後、水曜日ですね。お疲れ様でした。皆さんの気になる言葉やお悩み、公式フォームでどしどしバリバリお寄せください。では、また悩める 1週間を楽しみましょう。
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