映画館が消える日。 #188
Netflix「ワーナー買収」の真の狙いは??
これは単なる買収ではない。今後100年の「物語」のあり方を決める戦争。その真の狙いは、バットマンら世界的IPを自社の檻に閉じ込め、映画館から客を奪う「完全独占(フォークロージャー)」かも。巨匠たちが「創造性の死」と恐れる未来はすぐそこに。業界の勢力図を塗り替える劇的な攻防戦と、ポッドキャストアワードへの投票を熱弁します。
▼いますぐ投票お願いします!
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あひさしさんが何か喋ろうとしてる?ちょっと聞いてくれる?ああ、マイクテスト、マイクテストよし。皆さん、こんにちは。あるいはこんばんは。あるいはおやすみなさい。人間広告社のひさしです。今日を取り上げるのはエンタメ業界、いや、もはや現代の神話をめぐる戦争の話です。戦争といえば、実は我々人間。広告者も今、小さな、でも負けられない戦場のただ中にいます。ポッドキャストアワードという名の戦場です。ハリウッドのそれは数兆円が動くマネーゲームですが、僕らの武器は皆さんの指先一つ、投票という名の意思表示だけです。
ぜひお願いしますね。まあ、その話は後でするとして、まずはもっと血なまぐさい巨額の投票の話をしましょう。ネットフリックスによるワーナーブラザーズ買収騒動の真実です。もしあなたがハリーポッターの魔法が好きだったり、バットマンの闇に惹かれていたり、あるいは毎晩ネットフリックスで何か面白いものはないかなとリモコンをポチポチしているなら、今日の話は他人事ではないです。このニュース単なる企業合併だと思ってスルーしてませんか?
実はこれ、ハリウッドという王国の王冠をめぐる血で血を洗うような権力闘争なんです。しかもこれは過去の話ではなく、まだ決着がついていない現在進行形の事件です。海外の報道を読み解くと、そこには借金地獄と仁義なき入札合戦、そして僕たちが愛する映画文化がどう変わってしまうのかという瀬戸際の攻防が見えてきます。今日は、あまり日本で大きく報道されないこの巨大取引の裏側を僕なりに紐解いていこうと思います。まず、素朴な疑問から入りましょう。
今回の主役、ワーナーブラザーディスカバリー、ええ、略して wbd と言いますが。創業百年を超える名門中の名門です。ハリーポッター、バットマンなどの DC ユニバースそしてゲームオブスローンズなどの世界的ヒットを持つ、まさに知的財産の宝庫。そんな優良企業がなぜ売りに出されるような事態になってしまったのか。答えはシンプルにして残酷です。それは借金。それも国家予算レベルの。2022年に現在のダブリュービーディー体制が発足した際、彼らは前身のエーティーアンドティー時代からの引き継いだ負債、なんと 430億ドルを背負わされてしまってました。
日本円で約 6兆円越えです。毎日、年末ジャンボが当たっても返しきれませんね。コスト削減を死に物狂いでやったものの、2025年 9月時点でもまだ 335億ドルの借金が残っていて。これが経営を圧迫し、優良資産の売却を検討せざるを得ない状況を生んだというわけです。さらに、ブランド戦略の瞑想もありました。皆さん、HBO というブランドをご存知でしょうか?日本だと少し馴染みが薄いのかもしれませんが、ゲームオブスローンズとかセクスアンドシティ、最近だとザラストオブアスを作った、アメリカでは最高品質のドラマの代名詞と言われる有料ケーブル曲です。
ちなみに久はバンドオブブラザーズという第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を描いた作品が本当に好きです。ぜひご覧ください。彼らはこの虎の子のブランドを配信サービスの中でどう扱うか迷走し、その価値を生かしきれてないという指摘もあります。この借金と瞑想が巨人を身売りに追い込んだというわけです。さて、弱った巨人の前に現れたのが 2人のハンター。一人はご存知、ネットフリックス映像業界のディスラプターです。もう一人はパラマウントスカイダンストップガンやミッションインポッシブルでおなじみ、伝統的な映画スタジオの連合軍ですね。
ここで面白いのが、両者が提示した条件の違いなんです。ネットフリックスの提案は企業価値 827億ドルでの買収。でもこれ、実はいいとこどりなんです。映画スタジオと HBO やストリーミング部門という美味しい部分だけを吸収して。CNN などのニュース部門やケーブルテレビ事業は切り捨てる計画なんですね。一方パラマウントの提案はなんと 1084億ドル。しかもオールキャッシュ全額現金です。バーナーの借金も全部ひっくるめて面倒を見るし、株主にはネットフリックさんより 180 ドルも多い現金を渡すと約束しました。
まあ、普通に考えたらパラマウント案の圧勝ですよね。金額は高いし、現金ですし。ところがですよ。ワーナーの取締役会が受け入れようとしているのは、条件の悪いネットフリックス案の方だったと言われています。これ、投票権を持つ株主からしたら、ふざけんなって話ですよね。選択肢があるのに勝手に決められる。これほど腹が立つことはない翻って、この放送を聞いている皆さんには健全な選択権があります。そうです、ポッドキャストアワードの投票フォームで誰の名前を書くか。
そこには取締役会の圧力も政治的な陰謀もありません。あるのは純粋な面白かったかどうかという基準だけ。ぜひ人間広告者に健全な一票をお願いします。話を戻しましょう。この不可解な決定には、パラマウント側も黙っていません。我々の提案の方が優れているのに、一体なぜだというふうに激怒し、株主に直接訴えかける敵対的買収という手段に出ました。つまり、ネットフリックスに決まりかけた話をひっくり返そうと、今まさに札束の殴り合いが行われている最中で、勝負は実はまだついておりません。
ここで重要なポイントを開催しましょう。あれ?ネットフリックスってストレンジャーシングスとかオリジナル作品をいっぱい作ってるじゃん。なんで今更ワーナーを買う必要性があるんじゃい?と、そう思いますよね。でも、ネットフリックスが本当に欲しいのは、単なる新作を作る能力じゃないんです。彼らが欲しいのは、百年の歴史が生んだ枯渇しないアイピー知的財産の源泉です。これまでネットフリックスは確かにオリジナル作品をたくさん作ってきましたが、その多くは一代限りのヒット作だったり、外部スタジオから権利を買っていたりするものでした。
でも、ワーナーを買収すれば、バットマンやハリーポッターといった親が子へ語り継ぐレベルの永遠の定番アイピーをライセンス契約に頼らず永久に自社のものにできますよね。ちょうどディズニーがスターウォーズのアイピーをルーカスフィルムから買い取ったのに近いです。もうディズニーはスターウォーズのスピンオフをやりたい放題ですよね。ファンにはとっても嬉しいんですが、さらにワーナーブラザーズの巨大な撮影スタジオとか、制作機能そのものを手に入れることができます。
企画から撮影、配信までを完全に一社で完結させる垂直統合が完成するわけですね。これまでは巨大なビデオレンタル屋として権利を借りることも多。かったネットフリックスですけれど、も政策インフラを丸ごと手に入れることで、名実ともに工場のオーナーになれるというわけです。これを専門用語でフォークロージャー日本語にしますと、指名出しになりますが、フォークロージャー戦略と言います。例えば今後、バットマンの新作はネットフリックスでしか見せません。
他社の映画館や配信サービスに一切貸しませんと言って、自社のプラットフォームに囲い込んでしまう可能性がある。ライバルたちは人気コンテンツを奪われて干上がってしまいますよね。こうして競争相手を潰していけば、ネットフリックスは価格決定権を完全に握ることができるというわけです。今、スターウォーズはディズニープラス以外で見ることができないまあ、この状況、ネットフリックスは作りたいわけです。実際、この合併が整列しますと、アメリカのストリーミング市場シェアの 34% を占めるそうです。
圧倒的な支配力が生まれるということですね。当然、こんな最強企業の誕生世間がいるはずがありません。今、この買収劇は三つの戦場で泥沼化しています。一つ目はワシントン DC ですね。政治と法律の戦場です。独占禁止法の観点から、エリザベスウォーレン上院議員などは反独占の悪夢だと猛反発しています。司法省のガイドラインでも、これほどの市場集中は完全なアウトなレベルです。2つ目はハリウッドの現場。タイタニックやアバターで有名なジェームズキャメロン監督のような巨匠たちが、ネットフリックスによる買収は長期的な創造性の未来にとって大惨事だと声を上げています。
映画館のオーナーさんたちも劇場公開が減らされるのではと戦々恐々です。それはそうですよね。ネットフリックスは自社で配信するプラットフォームを持っていますから、わざわざ映画館でかける必要性がないわけです。そして 3つ目、これが一番きな臭いんですが、政治と外資のおかげです。実は、対抗馬であるパラマウント側の買収資金には、サウジアラビアなどの外国資本が絡んでいるという指摘があります。さらに、トランプ大統領に近い勢力の関与も噂されています。
アメリカの魂である映画スタジオを外国や特定の政治勢力に渡していいのかという議論も巻き起こっています。まあ、歴史の流れからいっても、ハリウッドと政治って非常に仲が悪いんですよね。まあ、つまり、ネットフリックスが勝てば独占の悪夢、パラマウントが勝てば政治と外資の介入、どっちに転んでもワーナーという王国の未来は前途多難というわけです。もちろん、まだ勝者は決まっていません。もしネットフリックスが勝てば、僕らはあらゆる名作を一つのアプリで見られる便利さを手に入れる代わりに、価格決定権を握られた飼い慣らされた視聴者になるかもしれません。
パラマウントが勝てば。映画館文化守られるかもしれないけれど、その背後には複雑な政治的意図が見え隠れすることになります。ある論説にはこう書かれていました。この選択が、これからの百年の物語のあり方を定義するだろう。たかが映画、たかがサブスクでも、僕たちが週末に何を見て笑い、何を見て泣くかを、たった一社の巨大企業の都合が決めるようになる。そんな未来の分岐点に今、僕たちは立っているのかもしれません。ですが、皆さんの手元には今この番組の未来を決めるリモコンもあるんです。
そう、ポッドキャストアワード一般クリエイター部門。ネットフリックスとパラマウントの勝敗は僕らには絶対決められませんが、人間広告者を次のステージに押し上げるかどうか、皆さんのワンクリックにかかっています。巨大企業の独占には反対票を、そしてこの偏屈な広告代理店にはぜひ清き一票をお願いいたします。皆さんはこの買収益、どう決着してほしいですか?まあ、僕は面白いものが適正価格で見られれば、それはそれでいい気もしますが、それが一番難しい時代になるのかもしれません。
というわけで、今日の人間広告者はここまでひさしでした。また来週。よろしければ、ポッドキャストのフォローや高評価、それにエックスのフォローもお願いします。では本日もお仕事お疲れ様でした。またね。
この文字起こしはSpotifyの自動生成によるものです。固有名詞の誤変換を含む場合があります。