アドトラックと規制の激面白な仁義なき攻防戦《ニンゲン広告ニュース》 #167
「バーニラ♪バニラ♪」のトラックに隠された攻防の歴史!
繁華街を彩る高収入求人アドトラックは、大音量や景観の問題で都の規制強化対象に。トラックが消えたと思いきや、今度はラッピングバスが出現し「規制逃れのトリックか」とSNSで話題沸騰中!
アドトラックの規制と抜け道探しの「いたちごっこ」 の歴史に迫ります。
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どうもレベレゼンひさしです。人間広告者、休日出勤始めますさあさあ皆さん、今日はですね、東京の街を歩いていると、まあ、よく見かけるあれ、あのド派手な広告トラック、通称アドトラックの知られざる裏側の世界にガッツリと迫っていきたいと思いますねえ、最近新宿とか渋谷あたり行きました。もし行ったなら気づいた人もいるんじゃないかな。あの。一度聞いたら頭から離れないバニラバニラバニラ求人のあのアトラックなんか見た目変わってません?
そう、トラックじゃなくてバスになってるんですよええ、どういうこと?ってなりますよね。一体何が起きてるんでしょうか。この変化にネット上はもう大騒ぎ。ええ、これって法律の抜け道、車種変えただけじゃんダブリューみたいな突っ込みが飛び交ってました。みんな鋭い。もうね、何か裏があるんじゃないかって勘ぐっちゃいますよね。で、その間、大正解。ご名答です。お見事。いやでもね、これただ単にトラックやめてバスにしましたっていう、そんな単純な話じゃないんですよ。
これはもう法律の穴をですね、まあ見事に、そしてかなじ皮肉たっぷりについた一つのアート作品と言っても過言ではない。じゃあ早速この最新のからくり、解き明かしていきましょうか。さあ、ここが今日の最大のポイントです。キーワードは放送宣伝車。これ、放送宣伝車って読みますね。実は東京都が条例で厳しく取り締まっているのって、車の種類で言うと、この放送宣伝車として登録された乗り物だけなんですよ。うんだけもうピンとちましたかね。
そう、その通りルールが放送宣伝車はダメって言うんなら、答えは超シンプル。じゃ、放送宣伝車じゃなければいいんでしょってことなんです。例えば普通の乗降バスとかね。あれは車検場、放送宣伝車じゃない。ただの広告をラッピングしたバスなんです。役所が猫は捕まえるぞって言ったら、じゃあ俺、今日から犬になるわみたいな。もう見事な伝統芸です。ここでひトラップようルールが言うぜ。トラックはアウト。なら変えちまえバスのライド法律なんてスローなジョークするり抜けてくぜ。
いつはビッグジョークでも、そもそもなんでこんな面倒なルールができたのかって話ですよね。この壮大なるいたちごっこの始まりを知るためには、ちょっとだけ時間を巻き戻す必要があります。そう、街中がギラギラピカピカしてたあの時代。アドトラックの黄金時代へと始まりは 80年代なんですが、事態がエスカレートしたのは 2000年代。LED の技術がめちゃくちゃ進化して、もう街中が走る巨大なパチンコやみたいになったわけです。
音楽はガンガン、光はチカチカ。あまりにうるさくて、運転している人が耳栓をしてたなんていう伝説もあるくらい。そりゃうるさすぎる街の景色が台無し。うちの子があの高収入バイトの歌を覚えちゃったじゃないみたいな苦情が役所に殺到するわけです。まさに目と耳への集中砲火五感への総攻撃状態ですよね。で、これはいかんと、ついに 2011年、東京都が重い腰を上げます。屋外広告物条例っていうルールで、アドトラックのデザインを事前に審査する制度を始めたんです。
これで一件落着かと思いきや、この最初のルールにはとんでもなく致命的な穴があったんですよ。さあ、要請がルールを作りました。これで平和が訪れるとはならないのがこの世界。甘い甘い。ここからが知恵比べの本番。元祖抜け道大作戦の幕開けでございます。じゃあ、その致命的な穴って何だったのか。なんと、この 2011年のルールが適用されたのって、東京都の中で登録された車だけだったんです。つまり、品川ナンバーとか練馬足立ナンバーみたいな東京のナンバープレートをつけたトラックだけ。
おお、これを読んだ賢い業者さんたちはピコーンとひらめいたわけです。あれ?じゃあ、うちのトラック、東京以外で登録すれば、このルール関係なくない?と。さあ、どうなったかもうわかりですよね。あっという間に東京の街、特に渋谷や新宿は、東京以外のナンバープレートをつけたアドトラックで溢れ返りました。横浜、千葉、大宮、床沢、遠くは愛知県の尾張小牧。マンバーまで、みんな堂々と合法的に渋谷のスクランブル交差点を走り抜けながら。
東京都のルールにべーって舌を出してたわけです。いや、シンプルだけど、あまりにも見事な裏技でした。で、このナンバープレートずらし作戦、実は東京だけの話じゃなかったんですよ。この知恵比べは全国に飛び火します。中でもちょっと衝撃的なデータがあるのが福岡市。見ていきましょうか。福岡市が市内を走るアドトラックを調査したんです。そしたらそのうち。いわゆる夜のお店とか風俗関係の広告を載せてたトラックが全体の何パーセントあったと思います。
答えは 97% 97。もうほぼ全部です。じゃあ、そのトラックの中で福岡市のルールが適用されるはずの福岡市内で登録された福岡ナンバーのトラックは何台あったと思いますか?答えはゼロ。1台もなかった 100% が市外ナンバー。しかも驚くことに、その 7割以上が九州から遠く離れた、なんと千葉ナンバーだったって言うんですから、執念がすごい。ここでまた一人アップよ。ナンバーがローカルじゃない。俺らのルールは適用外。
別の街からやってきて、街をクルージングアッペンダウン。まあ、この状況に行政も黙っちゃいません。最初のルールから十年以上かかりましたけど、ついに今年の 2024年 6月。東京都がこの他県ナンバー作戦の抜け穴を完全に塞ぎました。新しいルールはこうです。ナンバーがどこだろうが関係ない、東京を走るなら東京のルールに従えと。さあ、これで話が最初に戻るわけです。このルール改正こそが、あのバニラがトラックからバスになった事件の直接の引き金なんです。
新しい規制には新しい抜け道が生まれるお約束ですね。いやもうこの流れ、完璧なパターンが見えてきましたよね。まず派手な広告が出てくる。で、市民から苦情が出る。行政が慌ててルールを作る。すると企業がそのルールの穴を見つけて、新しいやり方を始める。これぞエンドレスないたちごっこ。永遠に埋まらない規制と対策の追いかけっこなんです。このいたちごっこに勝つための、まあいわば攻略法があるんですよステップは四つステップ一、まず、その街の条例を穴が開くほどよく読む。
ステップ二、ルールがどのたった一つの言葉に縛られているかを見つけ出すステップ三、その言葉に当てはまらない何かをやるステップ四利益を上げる完璧でしょう。この攻略法を、ある意味で最もストイックに実践しているのが、僕が一番好きな例こと京都です。皆さんご存知の通り、京都って日本のどの街よりも景観、つまり街の見た目に厳しいですよね。コンビニの色まで決められているくらい。じゃあ、あのド派手なピンクのバニラトラックは京都ではどうなると思いますか?
なんと茶色というかベージュ色になるんです。しかもあのバーニラの音楽がもう耳を澄まさないと聞こえないくらいの超消音量で流れてる。これ、めちゃくちゃ面白くないですか?もはや広告として機能してるのかすら怪しいですけど、ルールはきっちり守ってる。その姿勢、僕は大好きです。そして今、東京の新しいルールを見て、福岡や名古屋みたいな他の大都市も、うちもルールを厳しくしようって動き始めています。でも、このゲームに終わりはありません。
もうすでに次の抜け道かもしれないアドバイクっていうのが同乗しているんです。三輪バイクに広告をつけたやつですね。これなら今の自動車を対象にしたルールの外に出られるかもしれない。まさに追跡は続くよう、どこまでもです、結局。すべてはこの一言に集約されるのかもしれません。中国の古いことわざで、上に政策あれば下に対策ありというのがあります。つまり、小鹿が何かルールを作れば、下部のものは必ずその対策を考えるということです。
どんなルールにもそれをかいくぐる知恵が生まれる。これってもうアドトラックだけの話じゃないですよね。法律やルールというものと、それと向き合う人間のたくましくて創造的で、まあ時々ちょっとアホらしい。壮大な知恵比べの物語なんですよ。だから次にあなたが街で、あの派手なトラックとかあ、いやバスかあれを見かけたら、ただの広告だと思わないで見てください。ああ、今、この街を盤面にした壮大な法律、チェスの次の人が打たれたんだなって。
そう思うと、いつもの街の景色がちょっと違って見えるかもしれません。というわけで、本日はここまで。いつもありがとうございます。よろしければ人間、広告者のフォロー、高評価をお願いします。またね。
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