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《メディア論・後》メディアに操られる私たち#40

先週に引き続き、マーシャル・マクルーハンのメディア論を噛み砕いてお話ししていきます。有史以来、人々がメインで使うメディアは変遷していますが、特に強烈に人類の有り様を変えたのが活版印刷と、それに伴う言語の標準化です。そして今、我々はAIという新しい技術をメディアに忍ばせている最中です。人類は一体どのようなライフスタイルに移行しようとしているのでしょうか。

文字起こし(自動生成)を読む

おはようございます。人間広告者回転します。直子さんは文字情報を視覚で認識して、それを脳内で情報として再構成できる人ですか?そうだと信じたいです。これ簡単に言い換えると、文字を読んで理解できる人かどうかを聞いたんですね。で、それができるということは、直子さんがしっかり義務教育過程を経ていることの一つの証左です。はい。でも、中には文字が読めない、あるいは読んでもすらすら頭に入ってこないという方もたくさんいらっ。

しゃる、それとも?なんでそっち?は?いでも全然いいんですよ。全然オッケーというかいるんですよ。何人に一人ググればすぐ出てきます。はいでこれをディスレクシアと言いますね。日本語にすると独自障害ということになります。はい。でもこれって本当に障害って言えるんですかね?あ、私、そうかもって思ったので、障害だとされたら悲しいです。そうですよね。現に僕の親しい後輩でも文字は読むことがとても苦手で。本を全く読めないってやつがいるんですけど、はい、でも知能はかなり高くて。

はい、クリエイティブディレクターとしてバッキバキに活躍してるやつがいるんですよ。へえ。要するに文字が読めることと知能には何も関係がないってことで。すはいはいはい。企画書とかでも文字情報多いの嫌がられるじゃないですか?はい、お。いいと気づいたね。だから結局みんなそのストレスははい、多かれ少なかれありそう。素晴らしい素。晴らしい素。晴らしいツッコミなんでそんなことになると思います。要するに、それって人間文字を読むのが下手。

なるべくなら読みたくないと思っているってことじゃないですかなんでだと思います。めんどくさいポイント要点を知りたい。ああまあそれもあるかもしれないですね。簡単に答えると、人間がそういうふうにできてないからです。はい人。間がそういうふうにできてないから、義務教育過程で。文字を読んで脳内で情報に置き換えて理解するという訓練をさせられているんです我々。はああ、それで言うと、ひさしさんはオリンピック級ですね。

そんなことないですよ。でも、それこそ情報摂取を嫌がらないっていう意味。でははいそうですね。人間はもともと情報を文字で視覚で視認して理解できるような動物的な特徴を持ってないんですよ。はい、要するに文字を読むというのは、学校教育を経て後から身につける技術です。ということは、そこに絶対得て不得手ありますよね?あると思います。そのたまたま不得手だったからといって、それを障害などと言われたくなくないですか?

要するに文字が読めるマジョリティーの勝手な論理なんですよ。それってはい。うん、そういうの多いですよね。でも。いや、ほんとそうなんですよ。これ、単なる時代のせいです。うんうん、今生まれたからそれが障害って言われちゃってるだけです正。直言えば、なんかよく母と会話して、私たちの時代にはこんな名前の病気はなかったって。言います。いいですね。その通りなんですよ。これも実はでもメディアに規定されてませんか?お。

お文字がなかったら、そんなこと言われないでしょ?だってというところから話を始めたいんですけれども、まあ、例えば僕は喉が弱くて歌が下手くそで、絶対にカラオケに行かないんですよ。あんなに音楽好きなのにうん。聞くのは好きでも全く歌えないはいで、それを捉えてカラオケ障害だって言われたら怒ると思うんですよね。でカラオケなんていう文化自体が人類史上つい最近できたものに過ぎないので。ね、確かに。はい。同様に実は文字を読んで情報を摂取するという行動様式も実は最近、まあ、最近といっても 600年前なんですけど、人類史上から見れば赤ちゃんのような文化に過ぎないというわけです。

まあ日本で言うと、応仁の乱の少し前ぐらいが。ええ、でも百人一首とか、もっと古い時代からありませんい。いところに気づきましたね。それはね、知識層なんですよ。あくまでも上流階級の遊びなんですよ。人口のほんの数パーセントの話です。はいはい。民衆は全く文字を四で情報を理解するなんていう文化はなかったんです。確かに上流階級の歴史しか残ってないですもんね、教わることも。なので文字が読めない人がいて当然なんですよ。

でその時代、その時代に使用される主流のメディアに対応できない人間がいるからといって、その人を障害者扱いするっていうのはかなり勝手な世界観で、かつ僕にとってみれば歴史の勉強不足だと言わざるを得ないという感じ。切り込みますねはい。で 50年後ぐらいにはええ、まだ脳波で情報交換できないのみたいな人が障害者扱いされたりする可能性あり。ますようんうん。では良くも悪くもこの文字で情報を交換するという文化様式を開発して広めた人は誰なんでしょうか?

というのが実は前回の最後の質問でした。はい、質問覚えてますか?世界史上、良くも悪くもメディアに大革命を起こした人物が 2人いますが、誰でしょうか?開発者と宗教家、スティーブジョブズと。600年前っていう人。600、それも 600年前なんですか?600年前にこの革命を起こした人がいるんですよ。紫式部。なんで日本で考えた?常に歴史は日本から始まってると 62 年。前さっき応仁の乱って言ったのにね。え、誰だ、エジソンでもないし。

エジソン、そんな前の人ではないですね。600年前の宗教家と。発明家発。明家わかんないです。はい。一人はグーテンベルクです。もう一人はルーターです。あルターって宗教家でしたっけ?ええええ。数週間前にまさにここで僕が話しましたけど、もう覚えてないんですね。直子さんは?学びました。うん、ちょっとここからここまでかグーテンベルクとルーターです。もうダメです。間に合いません。今更編集をさせようとしても編集しません。

グーテンベルクとルターで。すまだ頑張る。で活版印刷を発明したのがグーテンベルクでカトリックを批判して結果プロテスタントを創始したのがルタはいでしたね。そうでした。で今回はですね、前回に引き続きメディアメッセージであるというマーシャルマクルーハンさんの思想を理解しようという後半です。前回、彼の思想を理解するための準備しましたので、いよいよメディアの歴史を紐解いていこうかなと思います。はい、ちょっとだけ復習すると。

メディアは人間の感覚比率耳優位なのか目優位なのかという感覚比率に作用して、それが個人の価値観に影響を与え、徐々に社会のありようすらも変えていくのであるという嘘のような本当の話を定義しました。はい、これを今日、歴史の経緯をたどって証明したいと思います。で、まずは中世活版印刷が発明される以前の時代のことを考えてみましょう。中世ヨーロッパで最も重要なメディアは何でしょうか?草。うわ笑っちゃうや。つ草にかかってる?

何を何を書いてるの?えでも言葉ってことですか?言葉じゃないです。あ、言葉はもう前提とし。て会話会話会。話はもちろんあります。会話以外でと言っていいでしょ?うええええ、絵画。絵画ではないです。音楽。ここまで来て出ないかな出ない出ない数週間前、この場所でほぼ同じ話を私はしておりますよ。本日 2回目はい。聖書です。ああ、はい。わかります。そう言ってくださいよ。ちょっと待って、なんか編集を狙ってる。あれ、聖書ってもう文字情報になって。

る文字情報になってますと思。ったかもしれませんけれどもうん。しかも読めたと思わなかったんです一般の人が。そうなんです。そうなんです。その通りなんです。だから聖書は本としては成立していたけども。読めるものではなかったんですじゃ。あ、どういうものですよね。ああな。んか知ってるじゃないですか急に急。に教わりましたもん。数週間前、この場所で言いました。溜まってます定食として。よかったです。この時代、聖書は多くの場合、神父さんによって音読されて民衆は耳で聞くものだったわけですよ。

で、聖書自体も手書きの写本しかないので、民衆が気軽に入手できるものではなかったということですね。で仮に入場できたとしても、ラテン語で書かれていますので、民衆は読むことができません。よって聖書は音声メディアだったと言っても過言ではないと。いうことです。あれですね。神父さんがメディアですよね。その。場合多分、まあ、神父さんの音読がメディアってことになりますね。はいで、このことがどのように中世の人々の意識や社会構造を規定していったのか?

音読は。個人に向けて行われるわけではないですよね。教会の中で集団に対して行われるわけですよね。でそうすることで、いつのまにか地域の共同体意識っていうものが強化されていったということです。聖書を独占する教会を中心にコミュニティが生まれて。その中で人々は助け合いながら生きていくっていう文化が形成されたということです。はいで聖書音読による聴覚の時代であって、このようにして集団意識の強い社会が形成されていたということになります。

しかししかし、グーテンベルクは 1450年代に活版印刷を発明しまして、聖書が大量生産されるようになると。個人が自分で聖書を読むことが可能になったということですね。はい、ここで聴覚から何に変わりますか?視覚。その通りです。視覚の時代に変わっていくんですよ。文字になった情報を視覚を通じて脳に取り込むっていうことですね。はい。ここで初めて出現したのが、今では当たり前の黙読っていう概念です。つまり、黙って文字を読むということですね。

まあ関係ないですけど、僕はあの電車の中でシャドーイングしてますんで。音読です。そうなんですか?シ。ャドーイング音読でしません。英語をうん英語はしますしますよね。はい、でも電車でするんですか?シャドーイング。時間もったいないから電車でしますやめたほ?うがいいですよ。いや、やめないです。黙読って極めて個人的な行為ですよね。音読と違って、自分のペースでゆっくりと自分なりに内容を理解しながら読み進めることができるわけですよね。

でその内容についてじっくりと考察して、自分自身で判断するっていう意識も生まれてくるということです。はいはいで、音読の時代は均一の理解が強いられていたわけですよね。で黙読の時代は自分なりの解釈をして良い時代になったというふうにも言えます。はいええ、個人の意見が尊重されて、庶民の間でもアカデミックな議論を交わすことが始まったということになります。で、同じ本というメディアでも、少量の生産から大量生産へ。

そして音読から黙読に変わっただけで、集団主義から個人主義へと時代が大きく変わっていったということになるわけですよ。でさらに言うと、活版印刷って情報の伝達スピードを圧倒的に早めましたよね。本は持ち運び可能なんでで、これによって知識の普及と標準化っていうのが進んでいきます。で、そこで生まれる知的好奇心もっと知りたいもっと学びたい地球は丸いの?地球は太陽の周りを回ってるんだっけ?みたいな。要するに民衆に科学的思考が普及していったというわけです。

世界は疑ってもいい対象にここで初めてなったわけですよ。うん。でグーテンベルクがいなかったら、コペルニクスが地動説を唱えることはなかったかもしれませんし、ニュートンが地球もリンゴに向かって落下しているのだが、みたいな万有引力の法則を唱えることもなかったかもしれません。ここでマルティンルーターさんが。登場します。はい、彼のメディアという視点からの功績としては、通常ラテン語で書かれていた聖書を民衆の言葉であるドイツ語に翻訳してドイツ全土に普及させたことなんですよ。

これがどんな価値観の変化、そして社会変革につながったと思います。ちょっと待って、自分の言葉で理解ができるようになると。どんな変化があるんだろう?英語の本を英語で読まなきゃいけないのが、日本語で読めいるようになると、自分にどんな変化があるんだろうって思ったんですよ。うんいいですね。いいアナロジーですね。当時のドイツがどういう状況だったのかっていうとい、わゆる神聖ローマ帝国の時代なんですよ。はいで実際には多くの小国に分かれていて、はい、微妙に言葉も異なっていた状態だったんです。

はいということは。ルターがドイツ語に翻訳して全土に広めたということはどうなりますか?標準語ができる。その通りで。すへえ、面白いはいルターの翻。訳したドイツ語の聖書が大量に印刷配布されたことで、ドイツ語の標準語化が進み、言語的な統一が促進されました。うん、それがさらにドイツ人としての枠組みを生み、国民意識を形成する基盤になりました。へえ、じゃあナショナリズムを加速させるんですねそ。の通りなんですよ。

ルターの聖書というのは、ドイツ語圏の人々を文化的言語的に統合する役割を果たして、最終的にはナショナリズム国家意識を育むことに影響を与えたということになります。それで第一次世界大戦進んでいくんです。ね、まあ、ちょっと飛躍してますけれども、元はそういうことになります。へえはい。でこの活版印刷かける言語標準化っていうのはめちゃめちゃパワーがあって。この二つが今日の社会の基盤を作り上げたと言っても過言ではないんですね。

はい、メディアの変化で社会が変わっちゃうという意味が、このあたりで徐々につかめてきたんじゃないかというふうに思います。中でも見てきたように活版印刷は歴史上トップクラスで社会に影響を与えたと言っていいかと思います。でもちろん影響はドイツだけにとどまりませんね。印刷物そのものには国。境ないんではい?ジョンロックとかモンテスキューとかルソーみたいな聞いたことある思想家だと思うんですけども、この方々も。この活版印刷による出版物をベースにして、従来の権威とか伝統に対する批判的な視点というものを民衆に与えていったわけですよ。

で国王や貴族って批判していいんだっていう新しい価値観っていうものを民衆に植えつけていった。そしてついに起こったのが。フランス革。命その通りです。フランス革命です。はい。黙読が生んだ個人主義っていうのは、もうついに人権っていう概念にたどり着いたというわけですよ。でこの人権という概念が生まれたことを持って近代という人もいるんで、グーテンベルクとルーターは時代を一つ更新してしまったというふうに言えるんじゃないかなと思います。

で、活版印刷に関してはまだまだあのルネッサンスの引き金になりましたよとか地図がすられて、大航海時代を一気に牽引しましたよとか。まあ、いろんな要素あるんですけど、一旦ここで終わります。あのきりがないんでね。次のメディア革命は何でしょうか?ス。ティーブジョブズだって絶対そうですよ。活版印刷の次はアイフォンになる急に?いや、なんか今ナショナリズムが進んだって話で言うと、あのアイフォンの登場によってグローバリズムが進んだんじゃないかなと思ったんです。

え、我々アイフォンが登場する前は活版印刷の技術に頼ってきたずっと。ほぼ。嘘つけラジオですようんレディオですね。ラジオは瞬時に広範囲の人々に情報を届けることができる。斬新すぎるメディアなんですよ。はい。そして。前回申し上げたように、ラジオは感覚比率を極端に聴覚 100% にしたわけです。はい新聞は活版印刷の延長としてメディアの一つとして捉える。はい、そうです。はい、本からじゃあ新聞までが活版印刷時代そうです。

はい、印刷物時代がずっと長かったのに、急にここで電波時代がやってくる。はい、その一つ目がラジオはいはいですね。まあ、中世の音読ですら視覚要素は多分あったと思うんですよ。なので、聴覚 100% は人類史上初だったと思います。ラジオの特徴は、聴覚にすべてを集中させるので、強力な一方的なコミュニケーションによってリスナーの情動に訴えかけて大衆を煽ることができるということですね。で、ラジオが登場した時代が非常にまずかったわけですよ。

ラジオの特徴が思いっきり利用されてしまったっていうのが戦争であって。独裁国家であって、まあ言ってみればファシズムであったということであり、まあその代表格がナチスドイツで日本も当然例外ではないです。でナチスでラジオのこの特徴に気づいたのはゲッペルスっていう宣伝大事なんですよ。聞いたことあります。ありますかね?はいで彼は完璧にこの特徴を利用しまして、まあ今日で言うと、プロパガンダの先駆けになるわけですけれども。

ヒトラーをはじめとするナチスの感情的なスピーチって極めて情動的で、プロパガンダを効果的に攻めて対象を狂気に駆り立てたというわけですね。聴覚 100% で一方的にまくし立てられた時の洗脳感って、かなりやばいんですよ。仮に異なる意見を持っていたとしても、自分の方がおかしいのかなって思っちゃうぐらいの威力があるうん、これ、全体主義とラジオって究極的に相性がいいってことになりますね。はいで、メディアにはこういう側面があるってことはメディアを使う。

我々としては知っておいた方がいいかなというふうに思います。さて、次のメディア革命は何でしょうか?テレビあ。ここはスティーブジョブズじゃないで。すねはい、ちょっとまだ手前があることを知りました。急に冷静にやり上がってでテレビは視覚と聴覚をバランスよく使うんで、情報を複合的に伝えるメディアになります。で、視聴者は?視覚と聴覚のバロメーターを自分の意思で操作して情報を受け取ることができるメディアですね。

まあ、今となってはスマホを見ながらみたいな話もあるんで、さらに分散的かなというふうに思います。ただ、テレビにもトレードオフがありますね。テレビは複数の感覚器に訴える総合芸術はいなので、エンターテインメント性がめちゃくちゃ進化しちゃったんですよ。ああ、なるほど要。するに面白いというか、面白すぎるんですよネットがない時代では?圧倒的にメディアの王者になってしまったというところがあります。となると、テレビが家庭に普及することで、人々は同じ人気番組を視聴することになりますよね。

で、家族だけじゃなく、友人との共通の話題にもなっていくっていう現象が起きます。で、何が面白くて何がおしゃれ、何がイケてるのかっていうその基準を無意識のうちにテレビに規定されるようになってきたっていうことになりますね。で僕もあのテレビ全盛の 80年代、ほとんど物心がなかったんでわかんないんですけど、90年代で言えば、例えば月九のドラマとか、あとはミュージックステーションとか、とんねるずの皆さんのおかげです。

みたいなものを見ていないと同級生の話題についていけないっていう時代になってます。まあ、今ではそんなこと全くないですよね。そういうふうに人気番組みんな見て、その価値観に染まるってことは、テレビ番組によって世代間の断絶も生まれてくるんですよ。多感な青春時代に見ていた番組によって、その世代の価値観がおおよそ規定されていくということなんで番組が変われば上の世代が良いと思ってたものが、下の世代ではクソダサいみたいなことが起こり得るわけですね。

例えば、お見合い結婚から恋愛結婚へと価値観が変化したのも、テレビドラマが恋愛を美化したことが理由の大きな一つと言われています。なるほど。はいでちなみに。ただ、我々もテレビによって世代が規定されるみたいなことを利用してるんですよ。それはコホート分析って言うんですけど、ご存知ですからね。聞いたことある?聞いたことある思い出して。説明はできないです今。世代間によって価値観が違うので、それをマーケティングにうまく応用しようよこの世代は?

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