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共感は実はホラー! #224

誰もが良いものだと信じている「共感」。

マーケティングでも盛んに「共感を得たい!」という言葉が飛び交います。

しかし、それが無意識の差別や分断を生み出す「優しい顔をした選別装置」だったとしたら…?今回のエピソードでは、そんな不穏な真実に正面から迫ります!

共感はスポットライトのように一部を照らす一方で周囲に深い闇を作り、過激な熱狂を生み出します。さらには、この性質を利用した「敵をデザインする」という驚きのマーケティング戦略まで。

あなたの常識を覆す、少し居心地の悪い衝撃のトークをお聴き逃しなく!

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おはようございます。人間広告者、今日も元気に回転します。直子さんはい、目の前に 2人の人間が飢えて倒れています。あら一人は、紛争地域からなんとか逃れてきた十歳ぐらいの少女です。かわいそ。うもう一人は、ギャンブルのやりすぎで破産した 50 歳のおじさんです。切ない。直子さんは、どちらを助けますか?少女。なんで?の方が。力不足な感じがするから。あ、あなたは感情に脳を支配された感情ロボットだ。偏見がすごいですか?

さて、はい、今日のテーマは共感です。はい、聞き進めるとえっ?と思うかもしれません。共感って、誰もが良いものだと信じてますよね。うん、優しさ。人間らしさ、社会をつなぐ接着剤うん、だから、マーケティングや広告提案の企画書にも共感という言葉、よく踊りますよね。はい。実質的な機能よりも、感情的なつながりを優先する共感マーケティングみたいな手法もあるくらいですよね。で、そもそも共感という能力は人間が特別に獲得しているものじゃないんですよ。

チンパンジーとか。ボノボ、まあ、類人猿ですよね。仲間が怪我をすると近寄ってきて、撫でたり抱きしめたりするらしいですよ。進化生物学者フランスドバールはこれを群れを維持するための生存草子と呼びました。つまり、共感は優しさの証ではなく、群れの秩序を守るための戦略なんですよ。はい。ところが、その共感が今となっては病と言えるのかもしれませんね。残念ながら、差別主義者を作っているのかもしれません。しかも、そのメカニズムを逆手にとって、敵をデザインする会社こそが人々を熱狂させて。

強いコミュニティを作っているかもしれない。今日はこの不穏な仮説を正面からゆっくり噛み砕いていこうかなというふうに思っています。はい。我々人文字でマーケティングを読み解くと言ってますから、非常に人間広告社らしい題材と言えるんじゃないですかね。はい。本日の参考文献永井陽介さんの共感という病という本と、山口周さんのクリティカルビジネスパラダイムの二冊です。はい。毎日のように耳にしますよね。共感しよう、心に寄り添おうビジネスでも教育でも家庭でも、とにかく共感が万能薬みたいに扱われるわけですよ。

うん。しかもポピュリズムが世界を支配しつつありますよね。はい。つまり、人々のお気持ちに沿うことが支持を得る最大の手段になっているのが今の時代。うん、まさに共感の時代ですよほう。でも、もしその善意が美しい仮面をかぶっている病だとしたらどうですか?いや、その可能性は常にありますよね。そうなん?です。いい人でありたい気持ちを利用されて、感情をハイジャックされて、気づけば判断の自由まで手放してしまうとしたらで、ここからの話は、人間の皆様には少し聞き心地が悪い、刺激的な話かもしれません。

相づちが減るかもしれません。凹んではい。ただ、こういう居心地が悪い時っていうのは、だいたい真実の匂いがするわけですよ。で、永井陽介さんっていうのはですね、紛争解決の専門家なんですね。おお。すごい。そう。この人が言う共感って、ちょっと重みがないですかね。重いですね。うん。この人は共感を太陽ではなくスポットライトに例えるんですよ。うん、太陽は世界を一様に照らしますよね。うん。ところがスポットライトっていうのは一点を強く照らします。

うん、代わりに周囲に深い闇を与えますよね。光が当たる人は鮮明に見えて、仲間として受け入れられる。はい。しかし、光の外側にいる人々は単なる影になって排除されてしまう。うん。共感はその性質上を包摂の力と同じ強さで排除の力を作ってしまうんですよ。絆とか仲間とか、ワンチームよく聞きますよね。まあ、響きは良いですけれど、我が強固になればなるほど、外側より濃く冷たく、無慈悲になっていくんですよ。あら。つながろうとすればするほど、皮肉にも分断が深まるはい、ここに共感という病のコアがあるわけです。

その隔たりを思考実験で確かめてみたのが、冒頭の直子さんへの質問だったわけです。へえ、はい、おそらく多くの人が少女に手を差し伸ばしたいと思うでしょう。はい、大丈夫です。もちろん僕も同じ回答します。で、それは自然な反応です。はい。ただ、ここで見落としてはいけないのは、2人とも当然ですけど、人権というものを保有しており、はい、今にも死にそうなくらい飢えているということなんですよ。はい。それを目の前にしているにもかかわらず、僕たちの脳が、例えば年齢とか、はい、どうしてそこに至ったかっていうプロセスとか、責任の有無とか、自分の属性との近さとか、見た目の印象といった要素を一瞬で、しかも無意識に天秤にかけて、共感の力で少女を支持したってことなんですよ。

うん、心理学では内集団、外集団バイアスって言うんですけれども。はい、自分に似たもの、物語に映えるもの、これらに我々は共感してしまうわけです。共感は平等な愛ではないわけですよね。うん。誰を助けて、誰を見捨てるかを静かに確実に選別するわけです。うん。共感は優しい顔をした選別装置。この表現は極端に聞こえるかもしれないんですけれども、現場のデータをそういうふうに訴えかけてくるわけ。ですよ。もうすでにちょっと居心地悪いです。

なぜなら、それが真実だからで。す。進めます。終わります。ここで終わるのもなかなか気分悪いですよ。逆に。はいはい、共感は無意識の差別になる。はい、怖いですね。怖い。レトリック急に使えますけどね。まあ、比較的同じ価値観を共有する日本では、なかなかそのことの重大さはわからないですよね。でも、永井さんが関わっている紛争地では、命に関わる問題なんですよ。例えば紛争地において戦闘員から社会復帰するときにも、その差は露骨に現れてしまいます。

著者が体験した例として、2人の元戦闘員がいました。はい、21 歳のセラトさんは、小柄で社交的、友人に強制されて武装組織に入ったと語っている。はい、で、被害の物語を持ってるわけですね。はい。対して 30 歳のアバスさんは、寡黙で不器用金が必要だったから武装組織に入ったという、合理的だが同情を誘わない動機を語っているわけです。うん、2人とも末端の脱務係で、加害の度合いに大差はないわけですね。はい。それでも、この受け入れコミュニティの反応は対照的だったわけです。

セラトさんには支援が集まって受け入れはスムーズしかし、アバスさんには不審の視点が向けられ。支援は細っていって、生活は不安定のまま現状の支援の必要な大小ではなく、各々が持つ物語は性格で共感が配分されちゃうわけですよ。これは支援組織の評価軸が共感という感情に無意識に依存している結果です。うん、で、もう一つ例を挙げますね。これは人間だけではないということです。ほう、ペットの保護施設のデータを見ると、大型の黒い犬とか黒猫は里親がつきにくい傾向があると言われています。

ええ。黒い犬とか。猫は怖そうに見えるわけですよ。強そうってことですか?つまり。まあ、強そうと言ってもいいですね。つまり可愛くないですね。正確に言うとね。まあ、表情が読み取りづらいですよね。そしてさらに言えば、写真に映えないわけですよ。SNS の一枚が生死を分ける時代、インスタグラム適正が共感の基準値になっちゃってるわ。けです。いや、良くないですよ。本当はい。ここにも共感の偏りが露骨に現れますよね。

はい、可愛いは命を救うんですよ。よくないですよ。けれどその裏で、可愛く見えないがゆえに救われない命が確かにあるわけですよ。ルッキズムは人間にだけ適用されるわけではないってわけですね。ちなみに、哲学者のジルリポベッキーさんは、現代社会を美的化された資本主義と呼んでいます。魅力的であることを映えることが、経済的な価値を持ってるわけ。ですよ。許せない共。感もまた、美しさとか演出の文脈で評価されるようになってるわけです。

だから、写真に映える痛みだけが救済されるわけです。写真に映えない痛みは救済されない SNS 時代における共感とは?まるで演出された悲しみの市場なわけですね。それ自体が悲しいですね。本当ですね。映える悲しさですか。それははいはい。別の言い方をすると、共感っていうのは商品になって武器になって通貨になっていく時代なわけですよ。なんかそれちょっと思ったんですよね。紛争地でのその兵士の 2人を比較したお話をされた時。

に、兄。弟関係の中でも、自分がかわいそうに見える振る舞いを選択してしたりとか。喧嘩をして。親に怒られるというか、味方をどう作るかみたいな振る舞い自体、自分自身もそれを採用してやってるなっていうことも思ったので。武器にしようとしているというか、共感をあえて自分がさせようと、テクニックとして使ってるところも人間にはあるなって。その通りです。はい、被害者ムーブは聞くんです。はい。いろいろ解釈ができるときは、とりあえず被害者になれば共感を集められるんです。

はい、あと。方眼びいきっていう言葉、聞いたことありま。すか?聞いたことないです。または判官びいきか。なあは?聞いたことある。あ。本当。判官びいきは聞いたことあります。うん。これって義経をヒーローだと思う。日本人の心表してますけどね。何と比較しているかというと、頼朝ですよね。あ、頼朝となんでしたっ。け頼朝と義経兄弟ですけど、頼朝は権力者で最初に鎌倉幕府を開いた人ですよね。で、義経は最後は頼朝に殺されちゃう人ですよね。

あの弁慶との比較だと思っ。ちゃう違う違う違う違う、違いますよ。違いますよ。はい。つまり日本人には被害者の方に心を寄せるという感情が元々備わっているわけですよ。でも、これは日本人だけじゃないですよね。今の話を聞いたらね、被害者ムーブは世界的にお得ですはい。まあ、そんなことを学んでも仕方ないんです。で、もう一つあるのは、一人の人間が共感に咲く思考のリソースにも限界があるということですよ。なので、シンプルに言えば、今、共感の奪い合いを我々はしてるってことです。

はい。大きな社会課題は、9人に一人が飢餓という正しくても複雑な説明をするよりも、八歳のマルマルちゃんは一日に一食しか食べられないんですみたいな一点集中のストーリーに圧縮されて共感を生み出した方がお得ですよね。で、抽象的で絡み合った構造、例えば地政学とか物流とか腐敗とか気候危機みたいなものは、たった一枚の写真と一行のコピーに置き換えられることで、共感が作られて寄付のボタンが押されますよね。はい。丁寧で詳しくてよくわからん。

説明されるよりも、感情で訴えて共感された方がいいわけですよ。はい。あとは組織の内部も同様で、現場でリアルなスキルを持った解決者よりも、共感を集めるプロフェッショナルの方がこれから増えていきますよ。そっちの方が人を引っ張れるからね。このようにして共感を勝ち取る競争は過激化していって、言葉はどんどん強くなって、やがて麻痺していくわけです。で、強い言葉のインフレは、現実の重みをむしろ軽くしてしまうわけですよね。

僕らはもうちょっとやそっとでは共感しなくなっています。はい、ただしですよ。ここまでは序章に過ぎませんよ。共感というものの本当の恐ろしさはここからです。集団的な共感が像を作るという。そういうことを。話しま。す。第二次世界大戦の話に入ってき。ます。あ、ちょっと近いことは言いますが、そこまで過激なことは言わないかな。でも嫌な人は耳を塞いでくださいはい。例えば我々の同胞が殺されたとか、誘拐されたみたいなことの内向きの共感は、やがて外側の人間の人権を否定することにつながりますよね。

まあ、外側、つまり敵は怪物になって。排除すべき何かになるわけですよ。人間ではなくてね。で、正義感に燃える群衆っていうのは、やがて自分たちの抑制を外してしまって、敵や敵に所属するものには何をしてもいいっていう許可証を手にした気分になってしまいますよ。うん、これ、どこかで聞いたことある話ですよね。今も続いているあの戦争。基本的に構造はこれですよね。はい。内向きの共感っていうのは、世界の声に聞く耳を全く持ちませんこ。

このネガティブな共感というのは爆発的に増幅するんですよ。で、過激なプロパガンダが過熱していきます。で、ソーシャルメディア、その燃料噴射装置ですよね、いいねとシェアっていうのは共感。拡散装置になって共感することは中毒化します。うん、被害者以外の第三者への怒りを植え付けてきますよね。当事者でなくてもね、これを代理フンドって言うらしいんですけど。はいはい、さらし炎上、社会的抹殺。速度と熱量だけが正義の証明になる時死刑私、死刑の方の死刑ですね。

これはいつでもどこでも、誰にでも起こり得ます。現代のリンチっていうのは、最初は温かい共感の皮をかぶってやってくることが多いんです。耐えられませんか?この話、大丈夫ですか?大丈夫です。はい、大丈夫なんですけど、コメントのしようがないです。口数やっぱ減ります。本当にはい、いいんですよ、冗談言って。いやいやいや、急に言っちゃダメでしょう、この。流れでピンチはピンチ。とか言っていいんですよ。しかし、久しい。

そ。うそう。はい。はい。で、ですね。ここからさらに不快な真実に触れていいですか?はい。もうこれ以上は嫌だよという方はですね、ここで一旦止めて、深呼吸をして、ゆっくりフォローボタンを押してから帰ってきましょうね。はいはい。古今東西、現状の秩序を大きく変えてきたゲームチェンジャーっていうのは、最大級の愛を持って受け入れられると同時に、最大級の憎しみを持って排除されるんですよ。はい。歴史を見れば、称賛と暗殺って、しばしば表と裏の関係にあるんで。

す。そうですね。そう、あとは結構、隣の国の大統領がそんな傾向にあり。ますよね。確かにそうですね。熱。狂的に迎えられて、ほとんどの方が逮捕さ。れるっていう、そういうところありますね。つまり何が言いたいかというと、人が深く愛する価値っていうのは、人を深く憎ませもするってことなんですよ。例えば?カエサルはい、ガンディケネディ。坂本龍馬。枚挙にいとまがありませんよ。確かにな。熱狂的に支持される人は、熱狂的に排除もされもする、ということで。

すよね。期待が大きくなっちゃいますもんね。期待が大きくなるのではなくて、期待するグループと、逆にこいつは敵だと思うグループはっきり分かれるということで。すああ、そっちですか。いや、なんか期待した分、熱を込めてその人に向き合った分、がっかりも大きくなるっていう効果と思ったん?ですけど。違います。例えばカエサルがブルータスに殺されたのって、カエサルが目指す政治形態にブルータスは反対したからですよね。熱狂的に支持する人がいる一方で、ということは、熱狂的に反対する人がいるっていうことなんですよ。

その一人がブルータスでカエサルを殺されたということになりますよね。つまり、共感の代償って憎まれることなんですよ。愛も憎しみも高エネルギーですよね。逆に言うと、社会を動かすのはまあ、いいんじゃないっていう対象に支持されるような。普通の言説ではなくて、極端に賛否の分かれる言説の方なんですよ。なるほどね。うん、つまり共感のエネルギー量が問題なのではなくて、共感と非共感の総エネルギー量が重要なわけ。です。

縁がどんどん大きくなっていくんですね。そういうことです。だからまあ、日本によくいるタイプの波風を立てないリーダーっていうのは、愛されもしないが憎まれもしないということは、い。ただ世界を動かすこともない、ただ暗殺されることもないということです。はい。じゃあ、この共感に対するホモサピエンスの修正をあえてマーケティングに取り込んでみるとどうなる?ということを考えてみましょう。はい、どう思います?どう活用できます?

いやもう、尖ったコミュニケーションを。する、はい、そうですよね。そうなると、どうなるんでしたっけ?炎上する。はいはい、惜しいです。さっきの話で言うと、熱狂を的に支持する人。と熱狂的に嫌う人がい。るそうです。つまり。山口周さんの言葉を借りれば、これは敵をデザインするっていう戦略なんです。敵をデザインすれば、自ずと熱狂的な見方も作ることができるということです。現代の強い組織は、例外なく敵を明確に設定してるんですよ。

はい。敵が輪郭を持った瞬間、味方が目指すべき目的は鮮明になって、仲間は自動的に定義されて、中世は熱を帯びるわけですね。という不穏な空気が増し増しになったところで、本日はここでやりたいと思います。また不穏な 1週間を過ごしてくださいね。モヤモヤと。最近良くない終わり方が多いですよ。はい、1週間待たなきゃいけない。引っ張ることによって再生数が伸びることを期待しております。皆さん、2回まとめて聞いてください。

嫌わないでくださいね。1週お休みで大丈夫です。次回は敵をデザインするという一見逆説的な戦略が、なぜ人と組織を動かすのか、実例とともに説明したいと思います。はい、では、来週もどうぞよろしくお願いしま。す。お願いします。よろしければ、ポッドキャストのフォローや高評価、それにレックスのフォローもお願いします。では本日もお仕事お疲れ様でした。またね。

この文字起こしはSpotifyの自動生成によるものです。固有名詞の誤変換を含む場合があります。